NSBとの対決 ふたたび・・・NSBとの対決で切符の払い戻しに成功した翌年の夏 またもや懲りずに自転車旅行に出かけることにした ワタクシたち。 今年は去年と同じ過ちを犯すまいと、更に早目に 旅行計画を立て、出発の2ヶ月半前に自転車の切符を 先にゲットしようとオスロの駅の窓口に行ったわけですよ。 と、駅の窓口のおっちゃんは、トロトロとコンピューターを 操作し、発券の手続きにかなり手間取っていたんですが 『 あれ? おかしいな~~ 』 などとブツブツ言い 『 多分、ボクの操作方法が間違ってるんやと思うわ ちょっとエキスパートな人 → 誰やねん! 呼んで来るから待っとって・・・・ 』 と言い残し そのエキスパートな人やらを呼びに行き、数分後、別の 窓口にいたおっちゃんを連れて登場。 と、そのエキスパートは言った。 『 座席の指定券持ってるのん? 』 『 電車の切符はネットで買うほうが安いので ネットで予約しようと思ってるんですけど・・・ 』 『 電車の切符がないと自転車の切符は発行できない システムなんですよ 』 『 ええええーーーーーーっ!! でも去年、ワタシ 電車の切符先に買って自転車の切符を買おうとしたところ もう満席でエライ目にあったんですよー 』 『 ダメダメ、電車の切符が先ね 』 『 でも得々切符って払い戻しも変更もできませんやん 電車の切符先に買って、また自転車の切符が 満席やったらどうなりますのん? 』 『 エクスプレスグッズで自転車だけ送る方法も あるし → 高いやん!! 目的地で自転車借りたら自転車の切符 買わんでええやん 』 お・おまえ~~~~~~~っ!! 一体誰のホリデーやと思っとんねん! 自転車借りろって、アナタ、My自転車が一番に 決まっとるやろ。 それに自転車の切符より自転車借りる方が 何倍も高いんじゃ、われー。 ったく・・・・ とんでもないエキスパートですね。 たかが自転車の切符で、何で毎年こんなに苦労せな あかんねんな。 で、この自転車の切符なんですが、ワタシたちが自転車旅行に 目覚めた数年前、駅の窓口で買ったら片道55クローネだった んですよ。 ワタシたちはこのところ、ほとんど毎年 ベルゲン鉄道を利用して、この路線上のあらゆるところで 自転車をこいでる訳ですが、去年、またベルゲン鉄道の 自転車の切符を買いに行ったら、片道150クローネとか ゆーじゃないですかっ。 『 へっ?? ワタシ去年もこれと同じ路線の自転車の 切符買ったんですけど、あの時はたったの55クローネ だったのに、なんでそんなに高いのん? 』 って聞いたら、窓口の若いお兄ちゃん、自信がなくなった みたいで 『 うっそーーん、ちょっと誰かに聞いてくるわ 』 と言い残し、しばらくしてベテランらしき おっちゃんを連れて戻ってきたんですが ベテランのおっちゃんは 『 55クローネなんて何かの間違いやで オフシーズンは55クローネだけどね、夏の間は ベルゲン鉄道への自転車の持込が人気なんで 150クローネになるんだよん 』 で、今回の窓口のおっちゃんも、自信満々で 『 片道56クローネね 』 56クローネか150クローネかどっちやねん!! 早い話が、駅の切符売り場の片たちは、自転車の切符の ことをよく把握していないようで・・・・。 この年の夏、『 自転車で旅をしよう ! 』 キャンペーンの 推進委員会会長のワタシたちの影響で、ベルゲン鉄道沿いにある もっとも人気のあるサイクリングコースRALLARVEGENを 自転車で走る予定のダンナのダチがいたんですが、彼に 自転車の切符いくらだったか聞いてみたところ やはり56クローネだったと言ってました。 要は、自転車の切符に56クローネ払おうが150クローネ 払おうが、自転車の切符にいくら払ったかなんていう チェックはないので、56クローネだと言われれば ラッキー!! と思って、黙って払っておけばいいわけですね!! で、結論ですが、この日は出勤途中だったこともあり こんな押し問答をしているうちに時間切れ。 で、後日改めて、まずは駅の窓口に行き、ワタシたちが乗る 予定の電車に自転車の空きがあるか確認後、駅構内の 切符の券売機で電車の切符と指定券を買い また窓口に戻って乗車券を提示の上、自転車の切符を買う ということになった。 物価の高いノルウェーでお金を節約する為には 体力も必要なんですね!! さて、その数日後、自転車の切符の空きの確認は 2日前にしてたので、まだ出発まで3ヶ月近くあることだし まさか売り切れてないないわよね・・・ と、確認を しないまま得々切符を駅の券売機で購入後 駅の窓口に行ったら、そのまさかで行きの自転車の切符が またもや売り切れ・・・・。 またかーーーーーーーっ!! 小心者のダンナは 『 ええやん、ちょっとぐらい割高になっても・・・・。 窓口で乗車券と自転車の切符、同時に買うほうが 確実やし・・・・ 』 と言ったんですが 『 そんなまさか、まだ3ヶ月近くもあるのに 売り切れなわけないやん! 』 というワタクシの強気な意見に押され、それもそうやな・・ と折れたんですが、そのまさかなんですよ。 ダンナは 『 ほらみてみ~~ 』 と怒ってましたが だいたい自転車の切符にしろ電車の切符にしろ 出発の3ヶ月以上前には購入できないわけで ワタシたちは出発の11週間前に切符を購入しに行った というのに、一週間で売り切れたんかっ? 『 ワタシ、少し前に自転車の切符の確認したら まだあると言われたんですけど 』 と言ったら、窓口のおねえちゃんは 『 でも、もう売り切れたんです 』 『 あのですねー、乗車券なしに自転車の切符の発行が できないと言われたので買って戻ってきたら 売り切れですのん? しかもこの切符 払い戻しも変更もできないじゃないですか 』 → メチャクチャ強気 『 駅のプラットホームの横にあるエクスプレスグッズの 事務所が自転車だけ目的地に送るサービスを 受け付けてるので、そこに行って自転車だけ送る 相談してクダサイ 』 とおっしゃるので、まあ、高いことは知りつつも片道だけの ことやし、値段聞くだけでも聞いてみようと思って どこが事務所の入口なんかかようわからん何かの倉庫 みたいなところへ行ったら男性3人がヒマそーに 井戸端会議してるのが見えたので 『 あのぅ、オスロから○○まで自転車だけ送るのは おいくらするんでしょう? 』 と聞いたら、ものすごい無愛想に 『 ○○には止まりまへんねん。ベルゲンまで直通 』 と言ったので あっそ!! NSBとエクスプレスグッズは姉妹会社 らしいですけどね、NSBよ、もっとまともな情報くれ! なんかね、どこにでも好きなところに運んでくれる わけではなく、送ったものを保管することのできる 倉庫のある駅に限られているらしい。 しかも、送ったものの受け取りは土・日・祝日は 不可で、平日でも受け取りの時間帯が限られているという 全く不便極まりないシステムらしいんですよ。 こんなやり取りに疲れ、どんどん腹が立ってきたワタクシは 再度駅の窓口に戻り、別の窓口で自転車の切符の事を 聞いたら、やはり売り切れだと言うので 『 乗車券なしに自転車の切符は買われへんわ、 ネットや駅の券売機で自転車の切符は予約できひんわ NSBのこのシステムはおかしいわ! だいたい、この路線、夏場は人気やねんから もっと自転車のスペース増やして欲しいわ! 』 と文句言ったら 『 エクスプレスグッズで自転車だけ送る方法が ありますよ 』 と、またおっしゃるので 『 それならもう聞きに言ったがな! ○○には停車せず ベルゲンまで直通だそうですよっ 』 『 ああ、そういう理由でしたら払い戻しに応じます 』 と、またもや払い戻しに成功!! が、窓口のおねえちゃんが言うには 『 あっ!! この窓口には今、払い戻しできる現金が ないので、ワタシ明日、あっちの窓口で朝の11時から 夜の7時まで働いてるんで、この時間帯にもう一回 来てもらえますか? 他の窓口に行ったらダメですよ。 ワタシのところに来てね 』 はいはい、わかりましたよ・・・・・・。 で、帰りの電車の切符はまだあるとの事だったので 帰りの自転車の切符を発行してもらい、行きの切符は 自転車のスペースの空きのある電車に変更し、その電車の 自転車の切符も発券してもらい、電車の得々切符は 駅の券売機で今すぐ買ってくれと言われたので券売機に 向かい、これで一件落着と思いきや、ドヒャー、また トラブルですよ。 ワタシたち行きの電車は途中でローカル線に乗り換える わけですが、そのローカル線の接続が、変更した時間帯に ない事が発覚。 ワタシは口をすっぱくして○○まで 行きたいんですが・・・と言ったにもかかわらず 窓口のおねえちゃんは見逃したらしいんですよ。 まあ、また翌日、払い戻しの件で駅に来ることだし また窓口に戻って決闘する体力もなかったので この件は、また翌日・・・・ という事に・・・・。 とまあ、ここまで色々ありましたが、後に切符の件は こちらの納得いくよう変更に応じてもらえました。 |